パーツ化とは
ExcelVBAマクロ初級者からの脱却が、処理のパーツ化(プロシージャの分割)と考えています。
マクロを作る上で基本機能をパーツ化する事で、開発時間の削減に繋がります。
処理はパーツ単位で分ける事を心掛けましょう。
分かりやすく説明すると、エクセルの「関数」と同様です。
SUM関数であれば セル内に「=SUM(1+2+3)」と記載すれば、セルには「6」と表示されますよね。
値を渡せば正しい値で返ってくる動きです。
このコードをコピペでOK
'■Activeブックのすべてのシートのフォント、フォントサイズを一括変更する。 Public Sub Call_SelectFont_FontSize() Dim ws As Worksheet For Each ws In ActiveWorkbook.Worksheets If ws.Visible = True Then With ws.Cells.Font ’■日本語をメイリオ10ptに設定をする .Name = "メイリオ" .Size = 10 ’■英数字をメイリオ10ptに設定をする .Name = "Arial" .Size = 10 End With End If Next ws End Sub
仕組みは以下と同様です。
全てのシートのA1を選択(Select)状態、表示倍率を100%にする処理をパーツ化する【エクセルマクロ】
今開いているブックの全てのシートを、特定のフォント、フォントサイズに変更して統一します。
上記をお好きなモジュール内にコピペしてください。
実際に使用する時は以下のような形で使用してください。
Sub test() ’■提出前にこのコードを実行して、フォントとフォントサイズを整える Call_SelectFont_FontSize End Sub
結果イメージ
全てのシートのフォントが上記であれば、「メイリオ」と「Arial」のフォントサイズ10ptになります。
注意点
エクセルのデータを送付する際、特に上記の対応をせずにお客様へ提出をしても、マナー違反とは思いませんが、マクロを使えば1秒で終わるので、きれいな形での提出をお勧めします。私はこのマクロを「個人用マクロブック」に保存していつでも使えるようにしています。
体裁を整えるであれば、下記のマクロも併せて組み込むのもお勧めです。
全てのシートのA1を選択(Select)状態、表示倍率を100%にする処理をパーツ化する【エクセルマクロ】
個人用マクロブックについて
通常、マクロはブック内にコードを記載して、そのマクロのみで使用します。
個人用マクロブックはエクセルさえ開いていれば、どのブックでもコード実行が出来ます。
保存先は、Excel起動用のフォルダです。
■フォルダ
C:\ユーザー\(アカウント名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART
■ファイル名
PERSONAL.XLSB
PERSONAL.XLSBがない
個人用マクロブックはマクロの記録から作成が可能です。
マクロの記録からマクロの保存先を「個人用 マクロブック」にして保存してください。
■手順
新規ブックを作成し、メニューバーから「表示」→「マクロ」→「マクロの記録」
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