VBAでIEを起動し、Webページ内のチェックボックスの選択・解除する方法です。
要素を指定し、クリック処理を入れるだけです。
チェックを付ける方法もありますが、お勧めしません。
チェックボックスを選択・解除するサンプルコード
'■InternetExplorerでチェックボックスをクリック、選択状態にする。 Sub sample_IE_checkbox_click() Dim objIE As InternetExplorer '■IEを起動 Set objIE = CreateObject("InternetExplorer.Application") objIE.Visible = True '■該当ページへ遷移 objIE.navigate "https://vba-create.jp/kyoteivba-contact/" Call Call_IE_WaitTime '■ページ内チェックボックス「上記、事前設定は終えてますか?」は ' name="checkbox-672[]"の1番目 = (0)番目 Trueがチェック入った状態 objIE.document.getElementsByName("checkbox-672[]")(0).Click 'True objIE.document.getElementsByName("checkbox-672[]")(0).Click 'false '■Checkedで処理する場合は以下。※オススメしません。詳細は後述 objIE.document.getElementsByName("checkbox-672[]")(0).Checked = True objIE.document.getElementsByName("checkbox-672[]")(0).Checked = False End Sub
'■HTMLサンプル(name="checkbox-672[]"があり、name要素が存在) <input type="checkbox" name="checkbox-672[]" value="上記、事前設定は終えてますか?">
ClickとCheckedの違い
今回のキモはClickとChecked = Trueの動作の違いを理解する必要があります。
onclick等のJavaScript(JS)要素があるチェックボックスでは、Checked = Trueは使用できません。
画面上はチェックボックスが動作しても、チェックボックスの結果は以前の状態のままです。
TrueならTrueのまま。FalseならFalseのまま、False→True True→Falseとはなりません。
動作表
VBA(DOM)操作 | チェックボックス 状態 | JavaScript(JS)なし | JavaScript(JS)あり |
チェックボックス 結果 | チェックボックス 結果 | ||
Click | チェックなし | TRUE | TRUE |
チェックあり | FALSE | FALSE | |
Checked=True | チェックなし | TRUE | TRUE(だが反応しない) |
チェックあり | TRUE | TRUE(だが反応しない) | |
Checked=False | チェックなし | FALSE | FALSE(だが反応しない) |
チェックあり | FALSE | FALSE(だが反応しない) |
動作が異なる理由
Clickの場合、人間が手動操作した時と同じようにクリックをしてチェックボックスを反応させます。
Checkedの場合、内部的にTrue/Falseの判定をさせています。
チェックボックスにJavaScript要素がない場合
→Click同様の動作となり、問題ありません。
→Click同様の動作となり、問題ありません。
チェックボックスにJavaScript要素がある場合
→チェックボックスの処理はしたが、JavaScript側の動作(onClick処理等)を行っていない為、
IE上は何もしていない扱いと同様になります。
その他
毎度おなじみですが、Call_IE_WaitTimeの処理はこちらを参照ください。
その他
Internet Explorerを使用して、Webスクレイピングは敷居が高い風に捉えられますが、
上記のように、パーツ化して組み合わせ処理するだけです。
Web上のデータを触りたい要望は会社様でも個人様でも多いと思います。
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