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「最終行」「最終列」の判断処理をパーツ化する【ExcelVBA】

パーツ化とは

ExcelVBAマクロ初級者からの脱却が、処理のパーツ化(プロシージャの分割)と考えています。
マクロを作る上で基本機能をパーツ化する事で、開発時間の削減に繋がります。
処理はパーツ単位で分ける事を心掛けましょう。

分かりやすく説明すると、エクセルの「関数」と同様です。
SUM関数であれば セル内に「=SUM(1+2+3)」と記載すれば、セルには「6」と表示されますよね。
値を渡せば正しい値で返ってくる動きです。

このコードをコピペでOK

'■最終行を求めるサブプロシージャ
Public Function Call_LastRow(ByVal sCol As Long) As Long
   Call_LastRow = ActiveSheet.Cells(ActiveSheet.Rows.Count, sCol).End(xlUp).Row
End Function

'■最終列を求めるサブプロシージャ
Public Function Call_LastCol(ByVal sRow As Long) As Long
   Call_LastCol = ActiveSheet.Cells(sRow, ActiveSheet.Columns.Count).End(xlToLeft).Column
End Function

使い方

上記をコピペでお好きなモジュール内に記載してください。
そして最終列や最終行を取得したい時に以下の形で使用してください。

Dim nAs Long

n = Call_LastRow(2)

結果イメージ

仮に最終行→1行目までデータがなければn=0となります。最終行を取得

注意点

上記が100%正解ではありません。
実際には参照渡し(ByRef)と値渡し(ByVal)を使用してコードを書くケースもあります。
単純にコピペで使える事を重点に置いていますので、求める結果が、すぐに出てくるはずです。
コードの意味はおいおい理解していってください。

参照渡しとは

参照渡しは変数の「元の値」をそのまま使うイメージです。
元の値なので、渡した先で弄ってしまうと、弄られたデータになってしまいます。
想定外の動きが出ます。

値渡しとは

値渡しは変数の元の値を「コピー」して使うイメージです。
コピーした値なので、渡した先で弄ってしまっても、元のデータには影響がありません。

その他

以下もご注意ください。

  • 参照渡し(ByRef)と値渡し(ByVal)の記載を省略した場合はByRef(参照渡し)になります。
  • 上記はActiveSheetの最終行、最終列を判断する関数です。
    別ブックや別シートの場合は上記パーツではできません。こちらのページを参考にしてください。

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