Visibleプロパティ
メモの表示設定を一括で行う場合はDisplayCommentlndicatorプロパティを使用しますが、
Visibleプロパティを使えば、個別でメモの表示設定を行うことができます。
表示したいときは Ture 、非表示にしたいときは False を指定します。
非表示に設定しても、赤いマークだけが表示されたままになります。
Not演算子を使えば、実行する度に表示設定を切り替えるようにもできます。
構文
Object.Comment.Visible=Ture/False
個別にメモの表示設定を行うサンプルコード
'■メモの表示設定を変更する Public Sub Sample() Range("A1").AddComment "メモ" 'メモを追加する Range("A1").Comment.Visible = False 'メモを非表示にする Range("A1").Comment.Visible = True 'メモを表示する End Sub '■Withを使った場合 Public Sub Sample2() With Range("A2") .AddComment ("メモメモ") 'メモを追加する .Comment.Visible = False 'メモを非表示にする .Comment.Visible = True 'メモを表示する End With End Sub '■実行する度にA2のメモ表示設定を切り替える Public Sub Sample3() Range("A2").Comment.Visible = Not Range("A2").Comment.Visible End Sub
注意点
- 「メモ」とは、以前使われていた「コメント」のことです。
Excel2019以降の「コメント」は違う機能を持つので混同しないよう注意してください。 - メモと赤いマークを完全に隠したいときは、DisplayCommentIndicatorプロパティを使用してください。
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