AutoFillメソッドとは
指定したセル範囲に連続した値を自動で入力してくれる機能です。
規則性のある値を入力したいときは、時短になってかなり便利ですね。
構文
Object.AutoFill(Destination,Type)
| Object | Rangeオブジェクトを表す変数です。 |
| Destination | オートフィルの書き込み先になる Range オブジェクトを指定します。 基準となるデータの入ったセル範囲も含むようにします。必須。 |
| Type | XlAutoFillType を使ってオートフィルの種類を指定します。 |
| XlAutoFillType | 値 | 説明 |
| xlFillDefault | 0 | 値と形式をExcelが自動で判定します。 |
| xlFillCopy | 1 | 指定した範囲の値をコピーします。 |
| xlFillSeries | 2 | 連続した数値を適用します。 |
| xlFillFormats | 3 | 値から形式のみをコピーします。 |
| xlFillValues | 4 | 値のみをコピーします。 |
| xlFillDays | 5 | 曜日名を連続して適用します。 |
| xlFillWeekdays | 6 | 平日のみを連続して適用します。 |
| xlFillMonths | 7 | 月の名前を連続して適用します。 |
| xlFillYears | 8 | 年を連続して適用します。 |
| xlLinearTrend | 9 | 数値が加算されていると推定して、連続した値を適用します。 |
| xlGrowthTrend | 10 | 数値が乗算されていると推定して、連続した値を適用します。 |
| xlFlashFill | 11 | 前のユーザーアクションに基づいて、連続した値を適用します。 |
AutoFillの使用方法をいくつか抜粋したサンプルコード
Public Sub Sample()
'A1の値の連番をA10まで入力
Range("A1").Value = 1 'A1セルの値
Range("A1").AutoFill Range("A1:A10"), xlFillSeries
'B1の曜日から連続する曜日をB7まで入力
Range("B1") = "月曜日" 'B1セルの値
Range("B1").AutoFill Range("B1:B7"), xlFillDays
'C1,C2が加算されていると推定して、2ずつ増えた数をC10まで入力
Range("C1") = "3" 'C1セルの値
Range("C2") = "5" 'C2セルの値
Range("C1:C2").AutoFill Range("C1:C10"), xlLinearTrend
End Sub



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