ユーザー設定リストを削除
追加したユーザー設定リストを削除するには、二つのメソッドを使用します。
まず GetCustomListNumメソッド を使い、ユーザー設定リストの文字配列を番号として取得します。
その後、取得した番号を DeleteCustomListメソッド で削除するという流れです。
GetCustomListNumメソッド
ユーザー設定リスト内にある任意の文字列の配列を、番号で返します。
構文
Object.GetCustomListNum (ListArray)
| Object | Application オブジェクトを表す変数です。 |
| ListArray | 文字列の配列です。 |
DeleteCustomListメソッド
ユーザー設定リストを削除します。
構文
Object.DeleteCustomList (ListNum)
| Object | Application オブジェクトを表す変数です。 |
| ListNum | リストの番号です。 |
ユーザー設定リストを追加し、削除するサンプルコード
Public Sub Sample()
Dim n As Long
'ユーザー設定リストに「春,夏,秋,冬」を追加する
Application.AddCustomList listarray:= Array("春", "夏", "秋", "冬")
Range("A1") = "春" 'A1セルに「春」を入力
'A1~A6の範囲にオートフィルを実行
Range("A1").AutoFill Range("A1:A6"), xlFillDefault
'■上記の設定リストの番号を取得
n = Application.GetCustomListNum(Array("春", "夏", "秋", "冬"))
Debug.Print n '番号の確認
'■取得した番号のユーザー設定リストを削除
Application.DeleteCustomList n
'番号での指定も可
Application.DeleteCustomList 12
End Sub
注意点
- Excelのユーザー設定リストには初めから11個のリストが存在し、これらは削除することができないため、
DeleteCustomListメソッド で、1~11を指定するとエラーになります。



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