Workbooks.Open
既存のブックを開くときはOpenメソッドを使用します。
引数を指定することで、パスワードの解除や開く方法を設定することができます。
構文
Workbooks.Open (FileName, UpdateLinks, ReadOnly, Format, Password, WriteResPassword, IgnoreReadOnlyRecommended, Origin, Delimiter, Editable, Notify, Converter, AddToMru, Local, CorruptLoad)
FileName | 開きたいブックのファイル名です。 |
UpdateLinks | 外部リンクの更新方法を指定します。 |
ReadOnly | ブックを読み取り専用モードで開くには、True を指定します。 |
Format | テキストファイルの場合この引数で区切って文字を指定できます。 |
Password | 読み取りをロックされているブックのパスワードを指定します。 |
WriteResPassword | 書き込みをロックされているブックのパスワードを指定します。 |
IgnoreReadOnlyRecommended | 読み取り専用推奨メッセージを非表示にして開くには、True を指定します。 |
Origin | テキストファイルを開く場合、どの形式のファイルかを指定します。 |
Delimiter | テキストファイルを開くとき引数 Format が6の場合は、この引数で区切り文字を使用します。 |
Editable | 開こうとしているファイルが Excel 4.0 のアドインの場合、この引数に True を指定すると、アドインがウィンドウとして表示されます。False を指定するか、この引数を省略するとウィンドウとして表示できません。 |
Notify | ファイルが読み取り/書き込みモードで開けない場合に、ファイルを通知リストに追加するには、True を指定します。False を指定するか省略した場合、通知を行わずエラーを発生させられます。 |
Converter | ファイルを開く際に最初に使用するファイルコンバーターのインデックスです。 |
AddToMru | 最近使用したファイルの一覧にブックを追加するには、True を指定します。 |
Local | Excelの言語設定に合わせてファイルを保存するには、True を指定します。 |
CorruptLoad | xlNormalLoad(データの抽出モード)、xlRepairFile(正常)、xlExtractData(修復モード) のいずれかが使用できます。 既定の動作は xlNormalLoad です。 |
既存のブックを開くサンプルコード
Public Sub Sample() 'ファイル名を指定し、読み取り専用で外部リンクを更新して開く Workbooks.Open "C:\exelsample\Book.xlsx", ReadOnly:=True, UpdateLinks:=3 End Sub
注意点
- UpdateLinksの値は「0(=False)」が更新しない、「3」が更新するになります。
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