TintAndShade プロパティ
VBAで色の明度を指定するにはTintAndShadeプロパティを使用します。
「-1(最も暗い)」~「1(最も明るい)」までの数値を入力できます。
構文
Range.Interior.TintAndShade = 設定値
Range | セル選択範囲を指定します。 |
Interior | セルの内部設定を行うプロパティです。 |
TintAndShade | -1から1の範囲で単精度浮動小数点の値を設定します。 |
明度も含めてセルの背景色を指定するサンプルコード
'■赤色の明度を一覧にしてみる Sub ShadingTest() Dim ar() Dim iRow Dim iCol 'セルA1~U1に赤色を設定 With Range("A1", "U1").Interior .Color = RGB(255, 0, 0) End With '0.1刻みの値 ar = Array(-1, -0.9, -0.8, -0.7, -0.6, -0.5, -0.4, -0.3, -0.2, -0.1, _ 0, 0.1, 0.2, 0.3, 0.4, 0.5, 0.6, 0.7, 0.8, 0.9, 1) Range("A1").Select 'A1セルを基準セルとして選択 For iCol = 0 To UBound(ar) ’横に-1から1まで繰り返す '明度の設定 ActiveCell.Offset(iRow, iCol).Interior.TintAndShade = ar(iCol) Next End Sub '■ひとつのセルの色を設定する場合 Sub CellColorTest() With Range("A1").Interior .Color = RGB(0, 0, 255) '青色を設定 .TintAndShade = 0.3 '色を明るくする End With End Sub
注意点
- 設定値に-1より小さい値、1より大きい値を入力するとエラーになります。
- 設定値0は標準色です。
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