セル範囲に名前を定義する
Nameプロパティを使って、指定したセル範囲に名前を定義することができます。
名前定義を設定すれば、Rangeオブジェクトの引数としても使用できます。
一度設定すると、Excelの名前ボックスに名前定義が追加されます。
構文
object.Name [ = newname ]
object | オブジェクトの名前を指定します。必須。 |
newname | 指定した場合、newname が object の新しい名前になります。オプションです。 |
表の指定範囲に名前をつけるサンプルコード
Public Sub Sample() '簡易的な表を作る Range("A1:D1") = "項目" Range("A2:D5") = "DATA" Range("A1").CurrentRegion.Borders.LineStyle = xlContinuous '■データが入力されている範囲に名前をつける '「DATA」部分をセル範囲に設定 Dim rng As Range Set rng = Range("A1").CurrentRegion With rng Set rng = .Resize(.Rows.Count - 1).Offset(1) End With rng.Name = "DATAエリア" '設定したセル範囲に名前を定義する Range("DATAエリア").Select '名前定義を選択 End Sub
注意点
- Cntl+F3で「名前の管理」を表示し、名前定義を確認できます。
- セル範囲に印刷範囲を設定した場合、名前の指定がなければ「Print_Area」と自動で定義されます。
- 名前定義を変更、削除する場合はこちらを参考にしてください。
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