ユーザー定義関数を自作する
Excelには多くの関数が用意されていますが、Functionプロシージャを使い自身で関数を作ることもできます。
何度も入力しなければならなかったり、コードを長々と記述したりするよりも
関数としてコードをひとまとめにできると便利です。
ただし呼び出し元に値を返さないため、
ウィンドウのサイズを変更、セルの書式や式の編集などは関数として作成できません。
基本の構文
Function 関数名(引数名 As データ型) As 戻り値のデータ型 処理内容 関数名=戻り値 End Function
ユーザー定義関数を使うサンプルコード
'■税込み価格を計算する関数を作る(標準モジュール内) Public Function TaxIncluded(price As Long) As Double TaxIncluded = price + (price * 0.1) '消費税込みの金額 End Function
'■上で設定したユーザー定義関数を使ってみる Public Sub Sample() '関数を呼び出す Dim taxin As Long taxin = Evaluate("TaxIncluded(200)") '(200)=任意の金額 Debug.Print taxin '220 End Sub
注意点
- ユーザー定義関数は標準モジュール内に記述する必要があります。
- 作成した関数は、Excel上でも使用することが可能です。
※ダイアログボックスから選択する場合は、関数の分類「ユーザー定義」を選ぶと探しやすくなります。
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