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「F1」キーを無効設定し、ヘルプを起動させない【エクセルマクロ】

パーツ化とは

ExcelVBAマクロ初級者からの脱却が、処理のパーツ化(プロシージャの分割)と考えています。
マクロを作る上で基本機能をパーツ化する事で、開発時間の削減に繋がります。
処理はパーツ単位で分ける事を心掛けましょう。

分かりやすく説明すると、エクセルの「関数」と同様です。
SUM関数であれば セル内に「=SUM(1+2+3)」と記載すれば、セルには「6」と表示されますよね。
値を渡せば正しい値で返ってくる動きです。

このコードをコピペでOK

'■ブックオープン時に実行
Public Sub auto_open()
    '■F1ヘルプキー無効化
    Application.OnKey "{F1}", ""
End Sub
  

使い方

「F1」キー(ファンクションキー)を押しても、ヘルプを起動しないように設定します。
該当するワークブックが開いた時(auto_open)に自動で実行されます。F1キーをヘルプ起動から、何もしない処理に上書きしています。(「Application.OnKey」が、キーに操作を割り当てるメソッド)

エクセルでセル内を修正する「F2」キーを押すことは多いです。しかしながら、間違って「F1」キーを押してしまい、ヘルプを起動してしまうケースは多くないでしょうか。またヘルプ起動まで数秒待たされ、ストレスを感じた経験はないでしょうか。私はこの無駄な時間をなくしたいです。

 

個人用マクロブックについて

通常、マクロはブック内にコードを記載して、そのマクロのみで使用します。
個人用マクロブックはエクセルさえ開いていれば、どのブックでもコード実行が出来ます。

保存先は、Excel起動用のフォルダです。
■フォルダ
C:\ユーザー\(アカウント名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART
■ファイル名
PERSONAL.XLSB

PERSONAL.XLSBがない

個人用マクロブックはマクロの記録から作成が可能です。
マクロの記録からマクロの保存先を「個人用 マクロブック」にして保存してください。
■手順
新規ブックを作成し、メニューバーから「表示」→「マクロ」→「マクロの記録」

注意点

  • 個人用マクロブックでご紹介していますが、アドイン化も一つの手です。
  • 本当にエクセル内の「ヘルプ」を参照したい場合は「メニューバー」の「ヘルプ」から参照してください。
    ※そもそも上記を使用するよりも、気になる言葉でグーグル検索した方が確実だとは思います。私は上記のヘルプは今まで参照したこともなく、不明点は検索して解決しています。

便利なショートカットキー(OnKey)

上記は「Application.OnKey」でF1キーの操作をカスタマイズしましたが、その他のキーも利用可能です。
マクロを使用した便利なショートカットキーを他にもご紹介します。

■セル結合、セル結合解除

「Ctrl+Shift+Q」で「セル結合・セル結合解除」をパーツ化する。【エクセルマクロ】
エクセルで表作成するとき、「セルの結合」や「セル結合解除」の処理をマウスでちまちま処理している方におすすめのショートカットキーもマクロで標準設定可能です。

■値で貼り付け
「Ctrl+Shift+V」で「値で貼付する」をパーツ化する。【エクセルマクロ】
Wordpress等、他ソフトでは標準で使用できる「値で貼り付け」のショートカットキーもマクロで標準設定可能です。

 

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