FileSystemObject

ファイルをコピーする【CopyFileメソッド】【FileSystemObject】【ExcelVBA】

構文

Object.CopyFileSource, Destination [, overwrite] 

Source・・・・コピーするファイルのフルパスを指定 ファイル名はワイルドカード指定可能。
Destination・・コピー先のパスとファイル名を指定
overwrite
・・・True→上書きする/False→上書きしない 省略時Trueが初期値
Sourceで指定したファイルをDestinationに指定したファイルをコピーします。
overwriteをFalseにしたうえで、同ファイルが存在した場合はエラー発生します。

CopyFileメソッドのサンプルコード

Public Sub sample()

    '■FileSystemObjectの宣言
    Dim fso As Object: Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
    
    '■"C:\vba\Book1.xlsx"を"C:\vba\sub\Book1.xlsx"にコピー
    fso.CopyFile "C:\vba\Book1.xlsx", "C:\vba\sub\Book1.xlsx"
    
    '■"C:\vba\Book1.xlsx"を"C:\vba\sub\Book2.xlsx"に名前変更してコピー
    fso.CopyFile "C:\vba\Book1.xlsx", "C:\vba\sub\Book2.xlsx"
    
    '■xlsx等のエクセルファイルだけでなく、他ファイルも同様にコピー可能
    fso.CopyFile "C:\vba\word1_20220318.doc", "C:\vba\word1_20220317.doc"
    
    '■"C:\vba内の全てのxlsxファイルを"C:\vba\sub\"にコピー(名前はコピー元同様)
    fso.CopyFile "C:\vba\*.xlsx", "C:\vba\sub\"
    
End Sub

注意点

  • パスが存在しなければエラー発生します。FolderExistsで事前確認必要です。
    実行時エラー76「パスが見つかりません。」
  • overwrite=False時、同名のファイルが存在すればエラー発生します。FilerExistsで事前確認必要です。
    実行時エラー58「既に同名のファイルが存在しています。」
  • コピー元とコピー先のフォルダが同一で、ファイル名だけが異なる場合は、
    ファイル名変更してのコピーになります。
  • コピー先をフォルダパスで指定する場合、ファイル名はコピー元のまま移動します。

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