指定範囲のオートシェイプ・画像を削除する【パーツ化】【ExcelVBA】

パーツ化とは

ExcelVBAマクロ初級者からの脱却が、処理のパーツ化(プロシージャの分割)と考えています。
マクロを作る上で基本機能をパーツ化する事で、開発時間の削減に繋がります。
処理はパーツ単位で分ける事を心掛けましょう。

分かりやすく説明すると、エクセルの「関数」と同様です。
SUM関数であれば セル内に「=SUM(1+2+3)」と記載すれば、セルには「6」と表示されますよね。
値を渡せば正しい値で返ってくる動きです。

このコードをコピペでOK

'■指定した特定範囲のオートシェイプ・画像を削除する
Public Function call_RangeShapeDelete(ws As Worksheet, rng As Range)
    Dim sShape As Object
    
    '■wsのすべてのシェイプを対象とする
    For Each sShape In ws.Shapes
        '■シェイプがrngの範囲内であれば削除する
        If Not Intersect(sShape.TopLeftCell, rng) Is Nothing Then
            sShape.Delete
        End If
    Next
End Function

ブック内の指定したセル範囲のオートシェイプを全て削除したい場合があります。

上記をお好きなモジュール内にコピペしてください。
実際に使用する時は以下のような形で使用してください。

Public Sub sample()

    Call call_RangeShapeDelete(ActiveSheet, ActiveSheet.Range("B3:F5"))
End Sub

結果イメージ

指定したセル範囲のオートシェイプ・画像をすべて削除します。

注意点

• 削除したオートシェイプ・画像は元に戻せません。
• オートシェイプの位置がセル範囲に一部でもかかっていれば、削除されます。

関連記事

• 画像・図形を最背面に表示する【ショートカットキー】【ExcelVBA】
• 画像・図形を最前面に表示する【ショートカットキー】【ExcelVBA】
• 特定シートのオートシェイプ・画像を全て削除する【パーツ化】【ExcelVBA】
• 特定の名前以外のオートシェイプ・画像を削除する【ExcelVBA】