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「ファイル名と拡張子を分ける処理」をパーツ化する【ExcelVBA】

パーツ化とは

ExcelVBAマクロ初級者からの脱却が、処理のパーツ化(プロシージャの分割)と考えています。
マクロを作る上で基本機能をパーツ化する事で、開発時間の削減に繋がります。
処理はパーツ単位で分ける事を心掛けましょう。

分かりやすく説明すると、エクセルの「関数」と同様です。
SUM関数であれば セル内に「=SUM(1+2+3)」と記載すれば、セルには「6」と表示されますよね。
値を渡せば正しい値で返ってくる動きです。

このコードをコピペでOK

'■ファイル名のみ抜き出す。sample.xlsx → sample
Public Function call_BaseNameGet(temp As String)
        
    '■InstrRev関数で「.」の位置を判断し、ファイル名のみ抜き出す
    call_BaseNameGet = Left(temp, InStrRev(temp, ".") - 1)
    
End Function
'■拡張子のみ抜き出す。sample.xlsx → .xlsx
Public Function call_ExtensionNameGet(temp As String)
            
    '■InstrRev関数で「.」の位置を判断し、拡張子のみ抜き出す
    call_ExtensionNameGet = Right(temp, Len(temp) - InStrRev(temp, ".") + 1)
End Function

使い方

上記をコピペでお好きなモジュール内に記載してください。

Public Sub sample()
    Dim temp As String
    Dim Filename As String
    Dim ExtensionName As String

    '■ファイル名と拡張子を分ける
    temp = "sample.xlsx"
    Filename = call_BaseNameGet(temp)     'sample.xlsx →sample
    ExtensionName = call_ExtensionNameGet(temp) 'sample.xlsx →.xlsx

    '■「.」がないとエラーが出る
    temp = "sample"
    Filename = call_BaseNameGet(temp)     'sample.xlsx →sample
    ExtensionName = call_ExtensionNameGet(temp) 'sample.xlsx →.xlsx

End Sub

注意点

InstrRev関数はこちらの記事で詳しく説明しています。

どんな時に使える?

特定ファイルを、毎日バックアップする場合に、マクロで一括作成。

'■ファイル名と拡張子が分離されていれば操作しやすい

Filename & Format(Now, "yymmdd") & ExtensionName

 

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