構文
Object.ProtectSharing(Filename, Password, WriteResPassword, ReadOnlyRecommended, CreateBackup, SharingPassword)
名前 | 説明 | 省略可否 |
FileName | 保存されたファイルの名前を示す文字列。 | 可能 |
Password | 保護パスワードを示す大文字と小文字を区別する文字列。 15 文字以内。 | 可能 |
WriteResPassword | 書込制限するパスワードを示す文字列を指定。 | 可能 |
ReadOnlyRecommended | ファイルを読取専用として開くように勧めるメッセージを True→表示/False→表示しない | 可能 |
CreateBackup | バックアップ ファイルを True→作成する/False 作成しない | 可能 |
SharingPassword | 共用ファイルを保護する際、使用するパスワード文字列で指定。 | 可能 |
ProtectSharingメソッドは、エクセルブックを共用ファイルとして使用できるよう変更します。
ProtectSharingメソッドのサンプルコード
Public Sub sample() '■基本の共有設定 ActiveWorkbook.ProtectSharing '■ファイルを開く時のパスワード「pass」 ActiveWorkbook.ProtectSharing Password:="pass" '■この場所に'○○'という名前のファイルが既にあります。置き換えますか?表示をなくしたい場合 Application.DisplayAlerts = False ActiveWorkbook.ProtectSharing Application.DisplayAlerts = True End Sub
注意点
- 共有設定を行う=ブックが保存された状態になるので、再度ブックを保存する必要はありません。
※保存処理することによって、共有設定されない場合があります。 - 既に共有設定している場合は、共有解除を一度行ってから再度設定を行ってください。
- Office365では、ブックの共有(レガシ)自体は非推奨です(推奨はOneDriveでの共有です)
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