構文
Object.Cut(Destination)
Destination・・・貼付先のセルを指定します。【省略可能】
指定したオブジェクト(Rangeでのセル・セル範囲)を切り取りします。
Cutメソッドのコードサンプル
Public Sub test() '■特定セルを切り取る Range("A1").Cut Cells(1, 1).Cut '■セル範囲を切り取る Range("A1:A5").Cut '■B1に貼り付ける Paste Destination:=Range("B1") '■切り取ったセルを別セルに貼り付ける。 Range("A1").Cut Destination:=Range("B1") '■切り取ったセルを別セルに貼り付ける。 Range("A1:A5").Cut Destination:=Range("B1") '"B1:B5"に反映 Range("A1:A5").Cut Destination:=Range("B1:B5") '"B1:B5"に反映 '■少しは間違っていても自動的に補正してくれる Range("A1:A5").Cut Destination:=Range("B1:B4") '"B1:B5"に反映 Range("A1:A5").Cut Destination:=Range("B1:B6") '"B1:B5"に反映 Range("A1:A5").Cut Destination:=Range("B1:C2") '"B1:B5"に反映 End Sub
注意点
- Cutメソッドを使用した場合は、PasteSpecialメソッドは使用できません。(エラーが発生します)
※手動でセルをコピー後、右クリック→形式を選択して貼り付けがグレーアウトしているのと同様です。 - PasteSpecialメソッドを使用する場合はセルを切り取らず、コピーしてください。
- Cutメソッドを使用した場合は、貼付時、Pasteメソッドを使用します。
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